診療実績

外来患者数は年々増加傾向にあり再来患者さんは2017年で一年間に一万人を超えました。(図1)

外来の化学療法を受けた患者さんも年々増加傾向です。(図2)

当院の初発乳癌手術件数は2017年で195件でした。こちらも年々増加傾向です。(図3)

初発乳癌手術症例の臨床病期は、ステージ0、Iの早期乳癌が多く全体の58%でした。(図4)

当院では全国平均よりステージIII以上の進行乳癌の割合が高い傾向があります。(図5)

当院の乳房温存率は全国平均よりも高く71%でした。(図6)

温存率は高いですが、断端陽性率は3%程度とかなり低く根治性の高い手術が行われています(図7)。温存手術の際には、病理医の協力のもと、術中迅速病理診断を行い切除断端に悪性所見がないかどうかを確認しております。 更に、温存手術を行う際には、腫瘍に位置にもよりますが、皮膚切除線を見えにくい位置にする側方切開を採用しております。 また、側方脂肪組織による乳房再建により、整容性に優れた手術を行っております。

センチネルリンパ節生検率は学会報告より高く78%でした。センチネルリンパ節生検による陽性率はやや高くなっておりますが、必要に応じて腋窩郭清を追加しています。(図8)

当院のステージ別予後(10年生存率)は、ステージ0:100%、ステージI:96%、ステージII:91%、ステージIII:71%、ステージIV:12%となっており、早期発見では非常に良好な成績となっています。(図9)

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