減量手術の手術術式

減量手術の手術術式

当院で施行可能な手術術式は、スリーブ状胃切除術、スリーブ・バイパス術、胃バイパス術の3術式となります。なお、全ての手術は「腹腔鏡」という細いカメラを用い、小さなキズで低侵襲かつ安全に行われます。
なお、保険診療として施行可能な術式は、現時点では腹腔鏡下スリーブ状胃切除術(2014年4月~)のみとなり、スリーブ・バイパス術は先進医療として行っています。

腹腔鏡下スリーブ状胃切除術

現在唯一保険診療で行うことができる術式で、全国的にも最も多く行われています。(世界的にも)胃の外側(大彎側)の大半を切除して、胃を細長く形成して食事摂取量を制限する術式です。胃の大きさはおよそバナナ1本分くらい(150cc程度)になります。シンプルで非常に有効な術式で、消化管バイパスを含まない分、栄養吸収に与える影響が少ないとされています。

※ ただし、一度切除した胃はもとに戻すことはできません。

腹腔鏡下スリーブ・バイパス術

スリーブ状胃切除術に十二指腸-空腸バイパス術を加えた術式で、食事摂取量を抑える効果に加え、栄養吸収を抑制することでより高い効果を発揮します。
なお、2018年4月より本術式は「先進医療A」に認定され、より高度な糖尿病を合併した患者さんに対して行っています。
非常に高い体重減少効果はもちろんのこと、特に糖尿病に対してとても大きな効果がありますが、術式として複雑かつ難易度が高いため、わが国では当院を含めごく限られた施設で行われているのが現状です。

腹腔鏡下胃バイパス術

減量手術の起源とも言える術式で、欧米では当初最も多く行われ、「ゴールデン・スタンダード」と言われていました。(現在はスリーブ状胃切除術が最も多く行われています)
胃を50cc程度の小さい胃を作るように離断し、その小さな胃に小腸をバイパスします。非常に効果が高く、糖尿病にも有効な術式ですが、日本人を含めたアジア人の場合には胃癌のリスクが高いため、残った大きな胃の観察が難しくなってしまう本術式よりは、前述したスリーブ・バイパス術が推奨されています。

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