女性医師・女子学生の方へ

総合外科の女性医師の現状

女性医師は現役医師の2割、国家試験合格者の3割という中、外科は日本外科学会会員の8.2%、新規入会者数は20%超となりなおも増加が予測されています。当科でも女性医師の入局者は20年間で8.4%、近年10年間では2.5倍になりました(図1)。 サブスペシャリティは各グループに渡っています(図2)。乳腺グループが多いのですが、近年ではすべてのグループで先輩女性医師が活躍しています。

勤務形態は大学病院、関連病院共に常勤が多いですが、非常勤、パート、時短勤務は相談によって選択可能です。また、入局イコール大学院というコースが多いですが、近年では相談に応じて臨床中心のコースも選択可能になっています(図3)。出産・育児により一旦修練が中断されるということもあり、サブスペシャリティの専門医所得はやや遅れ気味ですが、多くの医師が専門医取得を目指して頑張っています(図4)。女性医師の7割が既婚で、全体の約半数が子育て中です(図5)。出産育児を期に離職してしまうことが医師全体で大きな問題となっていますが、当科では離職した医師はおらす、全員復職を実現しています。復職の形態はそれぞれの家庭環境や希望を相談したうえで、外来や日勤などから開始するなどフレキシブルな対応が可能です。

  • 図1.総合外科入局者数

  • 図2.サブスペシャリティ(所属グループ)

  • 図3.勤務形態

  • 図4.専門医取得状況

  • 図5.婚姻状況

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