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PET検査

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PET検査(ポジトロン断層撮影、Positron Emission Tomography)

胃カメラ、透視検査、CT検査などが癌の‘形態’をみているとするならば、PET検査は癌の‘性質’を利用して癌を見つける検査方法です。癌細胞は盛んに働いているためブドウ糖を多く取り込んで消費しています。そこで放射性同位元素をブドウ糖に結合させて体内に注射すると、それががん細胞に多く取り込まれてがんを発見する手がかりになります(写真7)
PET検査の不得意な点は小さい病変を発見するのが困難である事、炎症のある場所も異常部位として同定してしまう(偽陽性と言います)点などがあります。そこでPET/CT 検査と言ってCT検査とPET検査両方の機器を組み合わせて病変の形態と質を組み合わせて診断することで、さらに精度の高い診断ができるようにしています。

写真7 PET-CT検査
進行した胸部食道癌の症例ですが、癌がある部分に放射線同位元素を付けてブドウ糖が取り込まれ、病変が赤く光って見えます(赤矢印)

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乳腺内分泌外科

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