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食道胃透視

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食道胃透視(バリウム検査)

透視検査とは造影剤のバリウム(食道の通りが悪い人はガストログラフィンという造影剤を使うこともあります)を飲んで、X線で食道にある癌の場所や、長さ、深さ、食道の狭窄の程度を見ます(写真5)。検診でバリウムを飲んだのに、入院してからもう一度バリウムを飲むのはどうして?思われる方もいると思いますが、それは以下の理由からです。検診で行うバリウム検査は主に病気の見つけるための方法です(病気を拾い上げることからスクリーニング検査と言います)。しかし治療前に私たち外科医が行う透視検査は癌がどこに位置しているのかなど、より詳しい情報を知ることが目的になります。なぜなら病変の部位によって手術の方法(術式)や難易度などが変わるだけでなく、放射線治療を行う場合にも放射線を当てる部位が変わるからです。食道癌の部位は治療法に大きく影響するため透視検査は古くからある検査ですが、今でも非常に大切な検査です。
写真5 バリウム透視検査

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乳腺内分泌外科

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