ヒト神経内分泌腫瘍における
腫瘍化や腫瘍増殖に関与する諸因子と新たな治療標的の開発に関する研究

東北大学病院病理部

笹野 公伸
東北大学大学院医学系研究科病理診断学講座教授
東北大学病院病理部部長

膵・消化管神経内分泌腫瘍細胞において、腫瘍化や増殖に関わる生物学的な諸因子を解析し、臨床応用されている治療薬が有用な症例の特徴を詳細に検討する。さらに、多くの症例において腫瘍細胞内に存在して増殖に関与する分子のうち、その作用を阻害することで新たな治療薬となりうる物質の発生する機序や薬剤によるその阻害効果を詳細に検討する。

対象となる患者さん

膵・消化管神経内分泌腫瘍で、過去20年間（1990.1.12011.06.31）に入院加療した方。

利用するカルテ情報

診断名、年齢、性別、治療法、検査結果（血液検査、画像検査、病理検査）

利用する情報からは、お名前、住所など、患者さんを直接同定できる個人情報は削除します。また、研究成果は学会や学術雑誌で発表されますが、その際も患者さんを特定できる個人情報は利用しません。